従来型LPの読了率(最後まで見た割合)は約40%。しかし、スワイプ型LPでは読了率65%を達成できます。その差を生むのがストーリーテリング設計です。
スワイプ型LPは「1枚ずつめくる」という特性上、ユーザーを物語に引き込みやすい形式です。この記事では、スワイプ型LPで読了率65%を実現するためのストーリーテリング設計術を、ファーストビューの作り方から解説します。
ファーストビューの役割
縦型スワイプLPにおけるファーストビュー(1枚目)には、3つの重要な役割があります。
1. ターゲットの特定
「これは自分のためのページだ」と瞬時に理解させること。ターゲット以外のユーザーには離脱してもらって構いません。
2. 興味の喚起
「続きが気になる」「もっと知りたい」という感情を生み出すこと。
3. スワイプの誘導
次のスライドに進む行動(スワイプ)を自然に促すこと。
重要
ファーストビューの目的は「購入させること」ではなく、「2枚目を見せること」です。この意識の違いが、成果を大きく左右します。
効果的なファーストビューの要素
キャッチコピー
ファーストビューで最も重要な要素です。
| NG例 | OK例 | 改善ポイント |
|---|---|---|
| 高品質な化粧水 | 朝起きたら、肌が変わってた | 商品説明→体験・結果 |
| ダイエットサプリ | 食事制限なしで-5kg | 商品名→具体的な成果 |
| 業務効率化ツール | 毎日2時間の残業がゼロに | 機能→ベネフィット |
効果的なキャッチコピーの特徴
- 具体的な数字を含む(「-5kg」「2時間」など)
- ターゲットの悩みに直接言及
- 短く端的(15文字以内が理想)
- 感情を動かす言葉を使う
ビジュアル(背景画像)
縦型スワイプLPでは、背景画像がキャッチコピーと同じくらい重要です。
- 商品の使用シーンがイメージできる画像
- ターゲットが共感できる人物写真
- 文字が読みやすいコントラストを確保
- スマホの小さな画面でもインパクトがある構図
視覚的階層
情報には優先順位をつけ、目に入る順番をコントロールします。
- キャッチコピー(最も大きく、最も目立つ位置)
- サブコピー(キャッチを補足する短い文)
- スワイプ誘導(下部に控えめに配置)
スワイプを促すテクニック
ファーストビューで興味を持っても、スワイプしなければ意味がありません。
1. 「続きがある」ことを示す
- 画面下部に次のスライドの一部をチラ見せ
- 「↓」や「スワイプ」の視覚的なヒント
- 「続きを見る」などのテキスト誘導
2. 疑問や好奇心を残す
- 「なぜ○○なのか?」→答えは次のスライドで
- 「その秘密は…」→続きが気になる仕掛け
- インパクトある結果→「どうやって?」と思わせる
3. スクロールバーの活用
当ツールではスクロールバーを表示できます。これにより、コンテンツが続いていることが直感的にわかるため、スワイプを促す効果があります。
避けるべきファーストビュー
1. 情報過多
あれもこれもと詰め込むと、何も伝わりません。1枚目は「惹きつける」だけに集中してください。
2. 抽象的すぎる
「あなたの生活を変える」「最高の品質」といった抽象的な言葉は響きません。具体的に書きましょう。
3. いきなり商品説明
「○○成分配合」「特許取得」など、商品の特徴から始めるのはNGです。まずユーザーの悩みや願望に寄り添いましょう。
4. 読みにくいデザイン
背景と文字のコントラストが低い、フォントが小さすぎるなど、読みにくい=離脱につながります。
要注意
ファーストビューでCTAボタン(購入ボタン)を目立たせすぎないでください。ユーザーはまだ買う気になっていません。まずは情報を見せることが先です。
ターゲット別アプローチ
悩み解決型
スキンケア、ダイエット、健康系など
- 「こんな悩みありませんか?」系のアプローチ
- ネガティブな現状→ポジティブな未来のギャップ
- 例:「マスクを外すのが怖い…そんな私が変われた理由」
欲求喚起型
ファッション、美容、ライフスタイル系など
- 「こうなりたい」という願望を刺激
- 憧れのライフスタイルや人物像を提示
- 例:「周りから「変わったね」と言われる毎日」
緊急性・限定型
セール、キャンペーン、期間限定など
- 「今だけ」「限定」の緊急性を全面に
- カウントダウンや残り数量の提示
- 例:「本日23:59まで 70%OFF」
A/Bテストのポイント
ファーストビューは最もA/Bテストの効果が出やすい部分です。
テストすべき要素
- キャッチコピーの言い回し(悩み訴求 vs 結果訴求)
- 背景画像の種類(人物 vs 商品 vs イメージ)
- 色使い(暖色系 vs 寒色系)
- 文字サイズ・配置のバリエーション
テスト時の注意点
- 一度に変更する要素は1つだけ
- 十分なサンプル数(最低100クリック以上)で判断
- 2枚目以降の離脱率も合わせてチェック
実践チェックリスト
- キャッチコピーは15文字以内か
- 具体的な数字やベネフィットが含まれているか
- ターゲットの悩みや願望に言及しているか
- 背景画像は高品質で、文字が読みやすいか
- 情報を詰め込みすぎていないか
- スワイプを促す要素があるか
- スマホ実機で確認したか
- 3秒で内容が理解できるか
まとめ
ファーストビューは、LPの「玄関」です。ここで興味を持ってもらえなければ、中に入ってもらえません。
「2枚目を見てもらう」という明確な目的を持ち、キャッチコピーとビジュアルで瞬時に心をつかみましょう。
この記事のポイント
- ファーストビューの目的は「2枚目を見せること」
- キャッチコピーは15文字以内で具体的に
- 商品説明より、ユーザーの悩み・願望を先に
- スワイプを促す視覚的ヒントを入れる
- A/Bテストで継続的に改善する